プロジェクトワークショップ 空間

九州が入梅しましたね。
大阪は明日から雨が続くようですが、今日は久々に空が青くて気持ちいいです

実は、総研の講座はほとんど雨が降ったことがないのです。きっと、みんな晴れ男&女なんだと思います。
5/14・15(土・日)に開催したプロジェクトワークショップも良いお天気にめぐまれました。今日はその様子をお届けします。

ピラミッドメソッドのプロジェクトに焦点をおいて、
プロジェクトブックに沿ってより具体的に・実践的に体感していただく講座です。
今回のテーマは空間。


さて、ピラミッドメソッドのプロジェクトって何?
なんだか難しそう・・・。
とお思いの方、決して難しいお勉強ではありません。


プロジェクトは、

日常の保育の中で、
一定の期間、
1つのテーマにねらいを持って、
遊びを通して子どもたちにたくさんの発見を与える楽しい活動

です。

1日目


まずは所長宮野亮によるピラミッドメソッド概要

保育を支えるのは理論です。
ピラミッドメソッドでは、子どもをとても総合的に捉えています。
「うんうん」と頷かれている方も多く、日頃の保育で大切にしていたことが整理されたと納得のご様子でした。

さて、スクール形式の講義はこれで終了!
主任研究員の宍戸にバトンタッチです。

さぁ、今回のテーマの「空間」って何でしょう?

プロジェクトブックには、年少・年中・年長のそれぞれのクラスで遊びのテーマが決められています。

例えば、「数える」の年少は“くまちゃんのお誕生日”、クラスに遊びにやってくる“くまちゃん”の誕生日会をするため、ケーキやお皿を人数分用意したり、多い少ないを体験したり、そんな遊びを通して数を知っていく流れが書かれています。


空間の年少ではぼくとわたしの体
そう、空間認識の出発点は、自分のからだなんです。


はい、ではまずは「からだ」を使って動いて、自分のからだを知りましょう~



「ななめ」を使った動きをしたり、布をもって動いたり。
やわらかいものを持つと、自然とからだの動きもやわらかくなります。

からだほぐし、という言葉もよく聞きますが、ピラミッドメソッドでは、空間は入園してきて約1ヶ月後の最初に学ぶテーマです。からだがリラックスした状態でないと、学ぶこともできない、そんな意味もあるかもしれません。

2日目


プロジェクトのねらいを整理します。
方向付けや見本を見せるといった細かい段階でのねらいも1つずつ確認していきます。


次は遊びの準備。
会場には、空間に関するいろんなおもちゃや絵本をたくさん用意しています。

プロジェクトブックには、遊びの内容もたくさん書かれています。
でも、ピラミッドメソッドにはテーマに限らない遊びがたくさん紹介されている“プレイブック”という本もあります。空間を意識するとどんな遊びになるでしょうか?



3月のピラミッドメソッド幼児教育法講座

久々の更新で、すみません・・・。

4月1・2日の2日間で、研究所は引越を無事に終えました。

住所や電話・FAXが変更になりましたので、
お間違えのないようよろしくお願いいたします。

〒544-0032 大阪市生野区中川西2-24-36
電話:06-6731-4031 fax:06-6731-4032

3月末のあの頃、引越までまだ間に合うだろうとのんび~り準備をしていたのも束の間、本当にばたばたと瞬く間に終わりました・・・。
そしてとうとう5月を迎え、季節はもう初夏ですね。


さて、気持ちの良い風とお日様に誘われて外へ出掛けたくなる今日この頃ですが、そこをぐっと堪えて、皆さんに3月のピラミッドメソッド幼児教育法講座の様子をお届けします。


今回、震災の影響で関東圏の方々は参加できたり出来なかったり。
特に被害はなかったけれども、人員の配置や交通機関の影響で講座に残念ながら参加できなかった先生もいらっしゃいました。
(次回はぜひとも!とおっしゃって下さって嬉しかったです!)
また、関西では卒園式シーズンだったために、今回のご参加人数は22名と、
いつもより小規模な講座となりました


(写真がぼけているものが多くてすみません。
雰囲気だけでも感じていただければと思います。)


まずはピラミッドメソッドの基礎概論をお伝えする、新所長 宮野の講義。

新しく改訳された『ピラミッドブック基礎編 改訳版』に沿いながら、ピラミッドメソッドで用いられている理論や大枠についての講義です。


それを宍戸がより現場に近づけてお話しします。

そして今回は、ピラミッドメソッドに取り組んでおられる3つの園の先生方に、実践報告をしていただきました。


写真は奈良市立都南保育園の勝山先生。

「4歳なら4歳の、この子なりの人生を抱えて園に来ている」と話される勝山先生の話はとても重みがあり、空間を分ける保育環境の話からプロジェクトの事までたっぷり講義していただきました。その具体的な話を通じて“保育士としてできる事は保育内容での勝負、だからピラミッドメソッドなんだ ”、と私達にも勇気を与えてくれるようなお話でした。


香川県高松市の春日保育園 園長の野町麦葉先生と職員の先生方。

昨年、公立の園を法人が引き取り、全く新しい環境での保育が始まったそうです。ただ広い保育室、そこに響く子どもたちの大きな声、順番を守れない子ども達・・・。こんな状況ではプロジェクトも始められない!とまずは土台作りから始められたという話を発表していただきました。一からピラミッドを始めようとされている先生方にはとても参考になる話だったと思います。


山口県防府市の中関幼稚園 園長の篠原正義先生と職員の先生方。

篠原先生には、ピラミッドメソッドの良さを改めてまとめていただき、先生方の発表でも、衣服をテーマに生活発表会で演劇にまで持っていく過程で子ども達の興味の引き出し方や保護者を巻き込んで園と家庭全体で取り組まれている姿が印象的でした。プロジェクトの進め方が、現場の先生には魅力的にうつったのではないでしょうか。


どの園でも、ピラミッドメソッドで大切にされている養護的内容と教育的内容の両方をうまく巻き込んで機能した、とても貴重なお話でした。
基本をしっかりおさえられ、それぞれの園が行事や地域性に合わせてアレンジされながら取り組まれている発表だったので、参加された先生方も「自分の園だったら・・・」と考えていただきやすかったのではないかと思います。





もちろん、元所長の辻井正の講義もありました。


今回は初めて、座談会の時間も設けました。

実践報告をして下さった先生方にもご参加いただいていたので、日頃の保育の疑問や質問がたくさん出ました。ここではその一例をご紹介。

園全体で取り組むために園内勉強会などもやっているの?

プロジェクトと行事は同時進行しているの?

公立の保育園で、どのようにピラミッドメソッドでいわれるような環境にしたの?

そもそも、自己決定・自己選択の教育は後に分断されてしまうのでは?
  だから保育でその教育は意味があるの?


などなど。



約半数の方が参加してくださいました。
具体的な質問もあれば、壮大なご質問も。

質問の答えは、参加された人だけが知っています。
次回もまた座談会を設ける予定ですので、皆さんご参加くださいね



最終的には、
「子どもは関われば必ず変わるから、一緒に頑張っていきましょう!」
と私たちも元気をもらいました。


年度末のお忙しい中、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今までは辻井正が中心となってピラミッドメソッドの講座を開催しておりましたが、辻井の所長退任後、新所長の宮野と、新主任研究員の宍戸の2人でお伝えする新しい講座のスタイルとなりました。

日頃やっている保育の整理がついてストンと落ちるものがあった、
理論の話も分かりやすかった、
現場とイメージして理解しやすかった、
など、2人の講義にもご好評をいただきました。ありがとうございます。

また、今回は各園での発表があったので、理論と実践の両方を皆さんにご理解いただけたのではないかと思います。


ピラミッドメソッドは、何も特別な保育方法ではありません。
日頃の保育や子どもの育ちを整理して考えたり、保育を引き締めるのにとても有効な手段であることを感じていただけていれば幸いです。


そして・・・、
次回のピラミッドメソッド幼児教育法講座の日程も決定いたしました

2011年8月19・20・21日(金・土・日)です。

すでに数名の先生方からは参加のご希望をいただいておりますが、来月中には正式に申し込みの受付を開始いたします。
詳細についても、もうしばらくお待ち下さい。

皆様のご参加、心よりお待ちしております


高松 春日保育園

先日もお知らせしました、ピラミッドメソッド幼児教育法講座の話。

総研では2月末ごろから、講座で実践報告をしていただく保育園・幼稚園さんへ伺うことが続いています。今のところ、高松の春日保育園さんと中関幼稚園へお邪魔させていただいています。

春日保育園へは、そーけんSTAFFの私もお邪魔させていただきましたので、その様子を少しご紹介します。

写真を撮り忘れてしまったので、文章のみでお伝えします。
すみません・・・。


私が到着したのは10:30頃。
子ども達は自由遊びの真っ最中でした。



4歳さんのお部屋を見学させてもらうも、
人懐っこい子ども達は私を見つけるや否や、


子A:「ねぇねぇ、何組の子~?」


まさかの同世代あつかいっ!?
動揺を隠しながら、会話を続けます。


私:「お姉さんはこの保育園の子じゃないの、遠いところから来たの。」



子A:「え~、どこ~?」



私:「大阪って知ってる?」



子A:「○○ちゃんが前いたとこや~。」



子B:「私、どっから来たか知ってるで、会社から来たんやろ~。」
(私が“白いシャツに黒いパンツ姿”だったからのようです。)




私:「そうそう、当たり。会社から来たんよ~。」




子C:「で、おばちゃん何して遊ぶ?」




ん?






んん?







待て待てぃっ!!
聞き捨てならないワードがっ!






いや、彼らからしてみたら十分におばちゃんですが・・・



ここはあえて、
私:「違う違う、おばちゃんじゃなくて、お姉さんっ!!」





子ABC: 「おねえさーーーん!!」




何の疑問も持たずに「お姉さん」と呼ぶことを受け入れてもらえたので、
ひとまず良しとしましょう。



そんな小話は置いておきまして、

すぐに私のことを「せんせぇ~」と呼んでしまう子ども達。

先生と一緒に遊んだり、お話聞いてもらうのが好きなんだろうなと、保育士さん達が普段いかに一人ひとりを丁寧に保育されているのかを感じました。


ちょうどこの時期、「時間」をテーマにプロジェクトをされていて、5歳さんのお部屋の入ってすぐのところには、ストップウオッチとボードが。


ボードには、
「おともだちとまちあわせしてみよう」
「ストップウオッチでじかんをはかってみよう」
など、いくつかの遊びが提案されていました。

あくまでも勉強ではなくて、遊びの中から気づいたり発見したりできることがプロジェクトのいいところ。何だか楽しそう♪と思える仕掛けが保育の中に散りばめられていました。

3月19・20・21日の講座のうち、真ん中の20日に発表していただきます。
卒園式終了後、園長先生と5名の現場保育士さんがかけつけてくださいます。
皆さん、実践報告を楽しみにしていて下さいね。


3月の講座はまだまだ参加者を募集しています。
お申し込み詳細はコチラからどうぞ。


ピラミッドメソッドって何?と思われている方も、
導入しているけれど、進め方を迷っています!という方も、
保育がうまく機能しないとお悩みの方も、

ぜひ、お越しください
お待ちしております。



3月はピラミッド講座の月です!

こんにちは

3月と聞くだけで“春”を感じ、今年の旅立ち、出会い、別れはどうなるのかしら、と思いを巡らしますが、皆さんはいかがおすごしでしょうか?

更新が滞ってしまってすみません
それでも見に来てくれていた方々、ありがとうございます

もちろん、何もしていなかった訳ではありませんよ、
総研では、『ピラミッドブック 改訳版』の編集作業がようやく終わり、
今、印刷会社さんが本のかたちに仕上げてくださっているとこです!!

私たちも完成が待ち遠しいですっ!

でも、納品されて終わりではありません!!
今回より別冊付録として巻末につける、遊びのチェックリストや観察リストを総研で作成中です。
プロジェクトの際、いつこの項目を行ったのかをチェックする欄やコメント欄などがあり、記録や整理がしやすい記入フォーム集をCD-Rに入れて付ける予定です。

ご活用いただけると嬉しいです。


さて、本日はその『ピラミッドブック 改訳版』をテキストとして使用する、ピラミッドメソッド幼児教育法講座についてお知らせします。

総研にとって3月は「ピラミッド講座」の月でもあります。
去年3月の開催以来、1年ぶりの「ピラミッドメソッド講座」です。

Pyramid Method 幼児教育法講座
     基礎理論と実践報告
2011年
3月19日(土)10:00~17:00
   20日(日)10:00~18:00
   21日(月祝)10:00~16:30(全日休憩を含む)


昨年は「ピラミッドメソッド保育カリキュラム全集」第2弾として、4年ぶりにプロジェクトブックの「数える」と「衣服」を刊行し、12月にはプロジェクトワークショップ「数える」を開催いたしました。
(カリキュラム全集やブックの詳細はコチラのページの下の方をご覧下さい。)

ワークショップという「具体的な方法から学ぶ」ことを通して、プロジェクト保育を体験することによって、ピラミッドメソッド自体の特長を知ることを目指したこの試みには、大変好評をいただき、会場は先生方の熱気に包まれました。

そして、来る3月19・20・21日の講座は「基礎理論と実践報告」という位置づけで、ピラミッドメソッドの重要な考え方の理解を深める講義と実践園からの報告に焦点をおいています。

総研の講師、総力挙げての講義はもちろんのこと、客員講師の先生方は、奈良、香川の保育園、山口の幼稚園から、子ども・保育者そして保護者が一体となって取り組まれている“ピラミッドメソッド保育”の実践とその実践から生まれた変化について、余すところなく、皆さんにお伝えしていただきます。

また、今回は初めての試みとして、座談会も開催します!
客員講師の先生方にもご参加いただきますので、より具体的なお話ができる場にしたいと思っています。

年度末のお忙しい時期とは思いますが、ぜひこの絶好の機会にお集まりくださいますよう、
皆様にご案内申し上げます。


ご参加、心よりお待ちしております。



プロジェクトブック「数える」WS

12月11日・12日、
ピラミッドメソッド幼児教育法講座の新企画として、
プロジェクトブック「数える」購入者限定のワークショップを開催しました。

「ん?プロジェクトブックって、何?」
「ピラミッドメソッドって??」
と思われた方は辻井こども総合研究所のHPをご覧下さい。

(プロジェクトブックについては、
ピラミッドメソッド幼児教育法の「ピラミッドメソッド保育カリキュラム全集」よりご覧下さい。)



さてさて、とにもかくにも、12月11・12日は39名の先生方にお越しいただきました。
いつもありがとうございます




保育テーマの「数える」、年少さんの遊びのテーマは、

“くまちゃんのお誕生日”



くま:「ボクは今日、3歳になったんだよ。いち、にぃ、さん、の3歳。」


くまちゃんの目の前にはたくさんのプレゼント


くま:「みんな、たくさんのプレゼントありがとう~。」



くま:「じゃあ、ひとつずつ並べて数えてみようね。いち、にぃ、さん・・・。」

くま:「どれが一番多かったかな?」

(注:年少のブックでは、一対一の比較まで。複数の比較の学びはまだ出てきません。)




と、こんな風にブックに書いてある遊びを実践したり、



ブックの中にある「数える」の“ねらい”は何か、
その紐解き方を、皆さんと確認し合ったり。




ブックには、内容がとても細かく丁寧に書かれているので、
用意する素材についても詳しく書かれています。


そうなると準備をするだけで大変になってしまいますが、
“ねらい”が見えてくることで、
おのずと遊びで必要としている素材の意図が見えてきます。


プロジェクトブックの内容は難しく捉えられがちですが、
“数える”ことを子どもに教え込むのではなく、
“遊びのテーマ”を通して、数遊びにふれる、繰り返し遊ぶこと
そして、年中・年長と全貌の見通しをたてる事が何よりも大切です




他にも、ピラミッドメソッドの考え方や基礎のお話を

辻井こども総合研究所所長 宮野亮より



その他プログラムを主任研究員の宍戸信子が担当しました



広い会場がご用意できず、狭いお部屋の中でグループを作っていただいたり、
12月にしては暑い日で、空調の効きも悪く、
ご参加いただきました皆様には大変申し訳ございませんでした。


これから、皆様にいただいたアンケートをもとに今後の開催を検討したいと思います


今年の総研の講座はこれで終了です。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました